40代・50代の「免疫力が落ちた」は気のせいじゃない|筋トレと栄養で風邪をひきにくい身体をつくる方法

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「最近よく風邪をひく」は年齢だけのせいじゃない

40代を超えたあたりから、風邪の治りが遅くなったり、季節の変わり目に必ず体調を崩したり——そんな実感はないだろうか。

正直に言うと、私自身も47歳で「また風邪か」とため息をついた回数は数え切れない。周りの同世代も似たようなことを言っている。

ただ、これが単純に「歳だから仕方ない」で片づく話かというと、そうでもないらしい。

近年の研究では、筋肉量と免疫機能に密接な関係があることが示唆されている。筋肉はただ身体を動かすための組織ではなく、免疫細胞の働きを助ける「マイオカイン」という物質を分泌する、いわば免疫の援軍のような存在なのだ。

この記事では、40代・50代が免疫力を底上げするために知っておくべき筋トレと栄養の話をまとめた。

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筋肉が免疫を助ける——マイオカインという存在

あまり聞き慣れない言葉かもしれない。マイオカインとは、筋肉が収縮するときに分泌されるサイトカイン(情報伝達物質)の総称だ。

代表的なのがIL-6(インターロイキン6)で、運動後に一時的に増加し、抗炎症作用を発揮することがわかっている。

つまり「動かさない筋肉」は免疫に貢献しない

ここが意外と見落とされがちなポイント。筋肉量があっても、使わなければマイオカインは出ない。

週に2〜3回、しっかり筋肉に負荷をかけるトレーニングをしている人と、同じ筋肉量でもデスクワーク中心で動かない人では、免疫への恩恵がまるで違うということだ。

40代・50代にとって、これは朗報でもある。今から筋トレを始めても、免疫面でのメリットは得られるということだから。

免疫を意識した筋トレの3つのポイント

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1. 大きな筋肉を優先して鍛える

マイオカインの分泌量は、動員される筋肉の量に比例すると考えられている。となると、太もも・お尻・背中といった大筋群を使うトレーニングが効率的。

具体的には:

  • スクワット(自重でもOK)
  • デッドリフト or ルーマニアンデッドリフト
  • 懸垂 or ラットプルダウン

腕のカールやサイドレイズも悪くないが、免疫を底上げしたいなら大筋群が先。限られた時間で効率よく動かすなら、なおさらだ。

2. 追い込みすぎない

意外かもしれないが、過度なトレーニングはかえって免疫を下げる。マラソン後に風邪をひきやすくなる「オープンウィンドウ」現象は有名な話。

40代・50代の場合、回復力も20代の頃とは違う。「もう1セット」を我慢する勇気が、結果的に身体を守ることになる。

目安としては、RPE(主観的運動強度)で7〜8程度。「あと2回はできるかな」というところで止める感覚。

3. 週3回、30分で十分

毎日1時間やる必要はまったくない。むしろ、休息日にこそ免疫細胞は修復と強化のサイクルを回している。

忙しい40代・50代にとって、週3回・1回30分という枠は現実的なラインだろう。それでもマイオカインの分泌には十分な刺激になる。

自宅でやるなら自重で十分だし、ジムに通う時間がないならchocoZAPのような24時間使えるジムを活用するのも手だ。着替え不要で10分だけ寄れるというのは、続けるハードルを下げてくれる。

免疫力を支える栄養——タンパク質だけでは足りない

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タンパク質は免疫細胞の「材料」

免疫細胞(白血球、抗体など)はタンパク質から作られる。40代以降は筋肉の分解が進みやすいので、体重1kgあたり1.2〜1.6gのタンパク質を目安に摂りたい。

70kgの人なら84〜112g。食事だけでこの量を確保するのはなかなか大変で、プロテインの活用は現実的な選択肢だと思う。マイプロテインのようにコスパの良いものを常備しておくと、朝食や間食に1杯足すだけで20g以上のタンパク質を上乗せできる。

ビタミンDと亜鉛も侮れない

免疫に関しては、ビタミンDと亜鉛が特に重要だと言われている。

ビタミンDは日光を浴びることで体内合成されるが、デスクワーク中心の生活だと不足しがち。サプリメントで1日1000〜2000IUを補うのが手軽。

亜鉛は牡蠣・牛肉・納豆に多い。不足すると免疫細胞の機能が著しく低下するという報告がある。

腸内環境も忘れずに

免疫細胞の約70%が腸に集中していると言われている。発酵食品(味噌、納豆、ヨーグルト)と食物繊維を意識して摂ること。

忙しくて自炊が難しい日は、マッスルデリのような高タンパクの宅食を利用するのも一つの方法。栄養バランスを考える手間が省けるのは、40代の忙しい日常ではありがたい。

睡眠と免疫——ここを軽視すると全部台無しになる

どれだけ筋トレを頑張っても、栄養に気をつけても、睡眠が足りなければ免疫は回復しない。これは声を大にして言いたい。

厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」でも、7〜8時間の睡眠が免疫機能の維持に推奨されている。

実際のところ、40代・50代で7時間眠れている人は多くないかもしれない。ただ、6時間を切ると風邪のリスクが4.2倍になるという研究もある(カーネギーメロン大学、2009年)。

睡眠の質を上げるコツとしては:

  • 寝る2時間前にはスマホのブルーライトを避ける
  • 夕方以降のカフェインを控える
  • 夕方の軽い運動(筋トレ含む)は睡眠の質を上げるという報告がある

まとめ——「免疫のための筋トレ」という発想

40代・50代が筋トレを始める理由は、見た目やダイエットだけじゃない。

免疫力の維持・向上という観点でも、適度な筋トレは科学的に理にかなっている。

ポイントをまとめると:

  • 大きな筋肉を中心に週3回、30分
  • 追い込みすぎない(RPE 7〜8)
  • タンパク質、ビタミンD、亜鉛を意識
  • 腸内環境睡眠を軽視しない

風邪をひいてから後悔するより、今日から少しずつ始めてみる価値はあると思う。

参考: e-ヘルスネット 運動と免疫 / 厚生労働省 睡眠ガイドライン

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