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記事内の推奨は、公表情報の調査に基づいた個人的見解です。
健康診断の「要精密検査」、見て見ぬふりしていませんか
γ-GTPが基準値超え。
腹部エコーで「脂肪肝の所見あり」。
40代半ばを過ぎると、健康診断の結果にこういう文字が並び始める。
初めて「脂肪肝」と書かれた紙を受け取っても、肝臓に脂肪がつくとはどういうことなのか、すぐには意味がつかめないかもしれない。
ところが調べてみると、これがなかなか厄介な話だった。
e-ヘルスネットでも解説されているとおり、脂肪肝は放置すると肝炎、さらには肝硬変へ進むリスクがあるという研究が複数ある。
しかも日本人の脂肪肝有病率は男性で約30〜40%とも言われていて、もはや珍しい病気ではない。
ただ、ここで一つ朗報がある。
筋トレが脂肪肝の改善に有効であるという報告が、近年かなり増えてきている。
有酸素運動だけが肝臓にいいという時代は終わりつつあるのだ。
この記事では、γ-GTPや脂肪肝を指摘された40代・50代に向けて、筋トレがなぜ肝臓の脂肪を減らすのか、どんな食事・運動を組み合わせればいいのかを、できるだけ噛み砕いてお伝えしたい。

そもそも脂肪肝はなぜ40代以降で急増するのか
脂肪肝の原因と聞くと「お酒の飲みすぎ」を真っ先に思い浮かべる方が多いかもしれない。
たしかにアルコール性の脂肪肝も存在する。
しかし最近注目されているのは、お酒をほとんど飲まないのに脂肪肝になる「MASLD(代謝機能障害関連脂肪性肝疾患)」だ。
以前はNAFLDと呼ばれていたものが、2023年に名称変更された。
筋肉量の低下が肝臓に脂肪を溜める
40代を過ぎると、年間約0.5〜1%ずつ筋肉量が減っていくと言われている。
筋肉は安静時にも糖や脂肪をエネルギーとして消費してくれる、いわば「常時稼働の燃焼炉」のような臓器だ。
この炉が小さくなると何が起きるか。
使い切れなかった脂肪酸やブドウ糖が余り、行き場を失って肝臓に蓄積されやすくなる。
加えて、加齢によるインスリン感受性の低下も重なる。
若い頃と同じ食事量でも、身体の中の代謝経路が変化しているから太りやすいし、肝臓にも脂肪がつきやすい。
実際、韓国の大規模コホート研究(2019年、約1万2千人対象)では、筋肉量が少ない群は脂肪肝の発症リスクが有意に高かったと報告されている。
筋肉と肝臓は、思っている以上につながっているのだ。
γ-GTPの数値、どこから気にすべき?
一般的な基準値は男性で50 IU/L以下、女性で30 IU/L以下。
ただし「基準値内だから安心」とも言い切れない。
50前後をウロウロしている状態が何年も続いているなら、肝臓に負担がかかっている可能性は十分にある。
お酒をそれほど飲まないのに数値が高いなら、前述のMASLDの可能性も含めて、運動量や内臓脂肪の状態を見直す手がかりになる。

筋トレが肝臓の脂肪を減らす3つのメカニズム
では、なぜ筋トレが脂肪肝に効くのか。
ここを理解しておくと、ただ漠然と運動するより継続のモチベーションが変わってくる。
1. 筋肉が「マイオカイン」を分泌する
筋肉は収縮するときにマイオカインと呼ばれる生理活性物質を放出する。
中でもイリシンやIL-6は、肝臓の脂肪分解を促進する作用があることが動物実験や臨床研究で示唆されている。
つまり筋肉を動かすこと自体が、肝臓に「脂肪を減らせ」というシグナルを送るようなものだ。
有酸素運動でもマイオカインは出るが、筋トレは筋肉への刺激が強い分、分泌量も多い傾向があるとされている。
2. インスリン感受性が改善する
筋トレによって筋肉量が増えると、血中のブドウ糖を取り込む能力が上がる。
すると血糖値の乱高下が抑えられ、膵臓から過剰にインスリンを出す必要がなくなる。
インスリンの過剰分泌は肝臓での脂肪合成を促進するため、この流れを断ち切れるのは大きい。
PubMedに掲載されたメタ解析でも、レジスタンストレーニング(筋トレ)が肝内脂肪を有意に減少させたというデータが出ている。
3. 基礎代謝が底上げされる
筋肉1kgあたりの基礎代謝は1日約13kcalと言われる。
「たった13kcal?」と思うかもしれないが、これは安静時の話。
実際の活動時にはその何倍もの代謝増加が見込める。
半年、1年と筋肉量を維持・増加させていけば、身体全体のエネルギー収支が確実に変わる。
脂肪肝を改善したいなら、食事制限だけで体重を落とすよりも、筋トレで筋肉を守りながら脂肪を減らすほうが、肝臓への恩恵は大きいと考えられる。
脂肪肝を改善する具体的な運動メニュー
「筋トレがいいのはわかった。
で、何をすればいいの?」という声が聞こえてきそうなので、具体的なメニューを紹介したい。
まずは大筋群を使う種目から
いきなりダンベルカールで力こぶを鍛えても、脂肪肝への効果は薄い。
優先すべきは太もも・背中・胸といった大きな筋肉群だ。
- スクワット:自重でOK。
膝がつま先より極端に前に出ないように注意。
10回×3セットが目安
- ルーマニアンデッドリフト:ペットボトルや軽いダンベルで。
裏ももからお尻にかけてストレッチを感じる深さまで
- プッシュアップ(腕立て伏せ):膝つきでも構わない。
胸を床に近づける意識で
- ベントオーバーロウ:背中の大きな筋肉を使える。
ペットボトルや水を入れたバッグでも代用可能
週2〜3回、1回30分程度から始めれば十分だ。
最初は自重や膝つきなど、上に挙げた軽い負荷からのスタートでいい。
有酸素運動との組み合わせ方
理想を言えば、筋トレに加えて週2回ほど30分程度のウォーキングや軽いジョギングを入れると効果的だ。
筋トレ後に有酸素運動を行うと、成長ホルモンの作用で脂肪分解が促進された状態で有酸素に入れるため、効率がいいとされている。
ただ、40代・50代は時間がない。
仕事、家族、付き合い。
全部やろうとすると挫折する。
どちらかしかできないなら、筋トレを優先する。
理由は単純で、有酸素だけでは筋肉がつかないからだ。
もし本格的に取り組みたいなら、パーソナルトレーニングで正しいフォームを習得してから自主トレに移行する方法もある。
最近は40代以上を対象にしたプログラムを用意しているジムも増えてきた。
RIZAP
では、食事管理と筋トレを一括でサポートしてくれるため、脂肪肝のような健康課題を抱えている方には選択肢の一つになるかもしれない。
脂肪肝改善のための食事戦略|40代が見直すべき3つのポイント
運動だけで脂肪肝が完全に解消するかというと、正直なところ食事の見直しなしでは片手落ちだ。
かといって極端な食事制限は筋肉を削って逆効果になる。
バランスが大事、という当たり前の話に結局たどり着く。
タンパク質を体重×1.2〜1.6g確保する
筋肉を維持・増加させるためにはタンパク質が不可欠だ。
体重70kgの方なら、1日84〜112g程度。
これ、意識しないとまず足りない。
鶏むね肉100gでタンパク質は約22g。
毎食鶏むね肉を200g食べるのは現実的ではないから、プロテインの活用は合理的な選択だと思う。
主要プロテイン 比較表
国内で買える主要プロテインを比較しました。
1食あたりのコスパと味の選択肢が選ぶ基準になります。
| 商品 |
1食あたり |
タンパク質量 |
味の種類 |
特徴 |
| マイプロテイン |
約60〜80円 |
約20g |
60種類以上 |
国内最安値級 / セールで半額頻発 / 海外発送 |
| ザバス(明治) |
約110〜130円 |
約15g |
10種類前後 |
国内大手 / コンビニで買える / 安心感 |
| ULTORA |
約120〜140円 |
約20g |
5種類前後 |
人工甘味料控えめ / 味の評価高い |
| DNS |
約130〜150円 |
約24g |
10種類前後 |
溶けやすさ◎ / アスリート向け |
自分が選ぶなら、味の選択肢が圧倒的なマイプロテインから入る。
上の表の価格どおりなら、セール時に半額になった場合の1食あたりは他社の半分以下になります。
※本記事は一般的な健康情報の提供を目的としたもので、医療・栄養の専門的指導の代替ではありません。
持病のある方・服薬中の方・通院中の方は、運動や食事の内容を変更する前に必ず医師等の専門家にご相談ください。
効果には個人差があります。
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