40代・50代は「筋トレと有酸素、どっちを先にやるか」で結果が変わる|限られた週2〜3時間を無駄にしない順番と組み合わせ方

40代 筋トレ 有酸素 順番 筋トレ

結論から言うと、迷ったら「筋トレ→有酸素」で問題ない

先に結論を3行で書いておきます。

  • 週2〜3時間しか運動に使えないなら、同じ日にやるなら筋トレを先、有酸素を後が無難。
  • ただし順番による差は、多くの人が期待するほど大きくない。
  • 順番より効くのは「有酸素をやりすぎないこと」と「タンパク質を確保すること」の2つ。

この記事を読むと、限られた時間をどう割るか、自分のケースで決められるようになります。

筆者は48歳でジム通いを再開しました。
最初の3ヶ月、ランニングマシンで30分走ってから筋トレをやっていたんですね。
体重は落ちました。4kgほど。
ただ、鏡の前に立ったとき「痩せたというより、しぼんだな」と思ったんです。あの感覚は、正直あまり気持ちのいいものではありませんでした。

順番を入れ替えたのは、その後です。

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なぜ「後にやるほう」が割を食うのか

二番目の種目は、必ず疲れた状態で始まる

当たり前の話に聞こえるかもしれません。
でも、これが順番論の本体です。

先に30分走ってから脚のトレーニングに入ると、扱える重量が落ちます。
筆者の場合、スクワットで普段55kgを10回できていたところが、8回で潰れました。
たった2回。
ですがこれを週2回、半年続けたら、積み上がるトレーニング量の差はそれなりになります。

筋肉に「もっと必要だ」と思わせるには、ある程度の重さと回数が要ります。
その原資を、先に有酸素で削ってしまうのはもったいない、という話です。

研究の実際のところ(少し正直に書きます)

ここは誇張したくないので、はっきり書いておきます。

筋トレと有酸素を同じ時期に並行して行うと、筋肉の伸びが鈍ることがある——これは干渉効果と呼ばれ、以前から知られている現象です。
ただ、その干渉の主な原因が「1回の中でどちらを先にやったか」かというと、そうでもないことが複数の系統的レビューで示唆されています。
筋肉のサイズ(筋肥大)や最大筋力に関しては、順番の影響ははっきり出ないことのほうが多いのです。

一方で、5週間以上続けた場合の下半身の筋力については、「筋トレ→有酸素」の順を支持する結果が出ています。
また近年のメタ分析では、有酸素を組み合わせた場合、下半身の最大筋力の伸びは筋トレ単独に及ばない傾向も報告されています。

整理すると、こうなります。

  • 順番の差=小さい。ただし脚の筋力に関しては、筋トレ先のほうがやや有利。
  • 干渉を大きくするのは、順番より有酸素の量・頻度・種目。

つまり「筋トレを先にしたから安心」ではなく、「有酸素を盛りすぎないこと」のほうが本丸なんですね。

週2〜3時間を、どう割るか

ここからが実務です。
40代後半にもなると、週に確保できるのはせいぜい2〜3時間。
筆者も、平日は帰宅が21時を回ることが珍しくありません。

現実的な割り方は、大きく3つです。
なお、成人が目安とすべき身体活動量については厚生労働省 e-ヘルスネットの運動関連情報が参考になります。

やり方 1回あたりの時間 向いている人 注意点
同じ日に筋トレ→有酸素
(週2回×60〜75分)
60〜75分 ジムに行ける日が週2日しかない人。移動時間を減らしたい人 有酸素は20分前後にとどめる。脚の日は特に、後ろの有酸素を軽めに
別の日に分ける
(筋トレ週2+有酸素週1〜2)
40〜50分 短時間なら平日でも動ける人。脚の筋力も落としたくない人 1日でも間隔を空けられると理想的。着替えと移動の手間は増える
有酸素を先にする
(週2回×60分)
60分 持久力や心肺機能を最優先したい人。健康診断の数値対策が主目的の人 筋トレの重量は落ちる前提で。筋肉を残したい時期には向かない

筆者が今やっているのは、真ん中と一番上の混合です。
週2回ジムで筋トレ(うち1回は脚)、そのあと自転車型のマシンで15分。
そして土日のどちらかで、30〜40分の早歩き。

この「歩き」が意外と侮れません。
走るより関節が楽で、翌日の筋トレにもほとんど響かない。
50歳前後になると、膝や腰と相談しながら運動量を積む必要が出てくるので、ここは実感として大きかったところです。すでに膝に不安がある方は、膝を守りながら筋肉をつけるトレーニングも合わせて読んでみてください。

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間隔について(一応触れておきます)

「筋トレと有酸素は何時間空けるべきか」という質問をよく見かけます。
数時間空ける、あるいは別の日にするほど干渉は起きにくくなる、と考えられています。

ただ、正直に言えば——朝に筋トレして夜に有酸素、という分割を続けられる40代がどれだけいるのか。
筆者には無理でした。2週間で挫折しています。
続かない最適解より、続く次善策のほうがマシです。
同じ日にまとめるなら、せめて順番だけ守る。それで十分だと思います。

順番より、効いたことが2つある

1. 有酸素は「増やしすぎない」

体重を落としたい一心で有酸素を増やすと、干渉が大きくなる方向に働きます。
特にランニングのように着地の衝撃が繰り返される種目は、自転車型より影響が出やすいことが指摘されています。

筆者は一時期、週4回・毎回40分走っていました。
体重は落ちた。でも、握力もベンチプレスも下がったんです。
40代で筋肉を減らすのは、はっきり言って割に合いません。
落とすのは一瞬、戻すのは何倍も時間がかかります。

今は「週の有酸素は合計60〜90分まで」と決めています。

2. タンパク質が足りないと、順番の話が無意味になる

ここが一番の落とし穴でした。

筋トレを先にやって、有酸素も適量に抑えて、それでも筋肉が減っていく。
食事を書き出してみたら、1日のタンパク質が60gを切っていました。
体重70kgの人間としては、あきらかに足りていない。

朝はトーストとコーヒー、昼は取引先との蕎麦、夜は帰宅が遅くて軽く済ませる。
自分では普通に食べているつもりだったのが、なかなかどうして、という状態でした。

自炊を頑張れる人は自炊でいいと思います。
筆者は続かなかったので、冷凍の宅配弁当を週の半分ほどに入れました。作らずに量を確保する考え方は宅食サービスでタンパク質を確保する方法で詳しく書いています。
は栄養値がプランごとに決まっていて、脂肪を落としながら筋肉を残したい男性向けのMAINTAINで1食450〜550kcal・タンパク質35g以上、女性向けのLEANで350〜450kcal・30g以上という設計になっています。

正直、味は「毎日これでいい」というほどではありません。
ただ、レンジで温めるだけで計算が済むのは、疲れて帰った夜には本当に助かりました。
数字を毎食考えなくていい、というのが一番の価値だったように思います。

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あなたの状況別・次の一手

ここまで読んで「で、自分はどうすれば」となった方へ。
3つのパターンで書いておきます。

タイプ おすすめ 費用の目安 理由
まず場所と習慣を確保したい 月額3,278円(税込) 24時間営業(一部店舗を除く)でマシンも有酸素機器も揃う。仕事帰りでも順番通りに回せる
やり方を教わりたい・移動時間が惜しい 月4回 26,400円(税込)〜 自宅で完結するオンラインパーソナル。遺伝子検査をもとに内容を組む。着替えと移動がゼロ
運動より先に食事が崩れている プランにより変動(公式で確認を) タンパク質量が確定した食事を用意できる。自炊が続かない人向け

金額は変わることがあるので、申し込む前に公式で最新の条件を見てください。
筆者は月額の安いジムから始めて、フォームで行き詰まった時期だけオンラインで見てもらう、という使い方をしました。
最初から高いところに申し込む必要はないと思います。

運動を習慣にしたい40代・50代女性に人気のサービス

「一人だと続かない」「今さらジムは気後れする」という方は、女性向けに設計されたサービスから選ぶと始めやすいです。

※ 上記はアフィリエイトリンクです。料金・店舗エリアは公式サイトでご確認ください。

まとめ

  • 同じ日にやるなら筋トレ→有酸素。特に脚を鍛える日は守る価値がある。
  • 順番の差は小さい。過度に神経質にならなくていい。
  • 有酸素は週60〜90分を目安に。増やしすぎると筋肉が削られる方向へ。
  • 走るより歩く・漕ぐほうが、40代以降の関節には優しく、翌日にも響きにくい。
  • タンパク質が足りていなければ、順番の議論は成立しない。まずそこから。

週2〜3時間。
少ないようですが、順番と配分を整えれば、半年で身体の見え方は変わってきます。
筆者の場合、体重の数字より先に、シャツの肩まわりの見え方が変わりました。
そういう小さい変化のほうが、続ける理由になるものです。

よくある質問

Q. ウォーミングアップの有酸素も「先にやる有酸素」に入りますか?

入りません。5〜10分程度の軽い自転車や早歩きは、身体を温めるためのもので、干渉の話とは別物です。むしろ40代以降は、これを省かないほうが関節のトラブルを避けやすくなります。

Q. 筋トレの日と有酸素の日を完全に分けるのが一番いいですか?

筋肉を残す観点だけで言えば、分けたほうが有利です。ただし回数が増えるぶん、続かなくなるリスクも上がります。週2回しか動けないなら、同じ日にまとめて順番だけ守るほうが現実的だと思います。

Q. お腹周りを落としたいなら、有酸素を優先すべきでは?

脂肪を落とす主因は、消費と摂取のバランスです。有酸素は消費を増やす手段のひとつですが、筋肉が減ると日々の消費量そのものが下がっていきます。筋肉を維持しながら脂肪を落とす、という考え方のほうが、40代以降は結果につながりやすくなります。

Q. 空腹で有酸素をやると脂肪が燃えやすいと聞きました。

空腹時に脂肪が使われる割合が上がるという報告はありますが、1日全体で見た減量の差ははっきりしていません。むしろ筋トレの前に空腹を作ると、扱える重量が落ちます。順番を守るなら、この点でも空腹での運動はおすすめしにくいところです。何をいつ食べるかで結果が変わる部分については、40代・50代の食事タイミングと筋トレ効果の関係にまとめています。

Q. 血圧や中性脂肪の数値が目的なら、順番は変えるべきですか?

健康診断の数値改善が最優先で、筋肉量は現状維持でいいという場合、有酸素を先にする選択も成立します。ただし40代以降は筋肉が減りやすい時期でもあるため、筋トレを完全に外すのは避けたほうが無難です。心疾患などの既往がある方は、始める前に医師に相談してください。

※本記事は一般的な健康情報の提供を目的としたもので、医療・栄養の専門的指導の代替ではありません。持病のある方・服薬中の方・通院中の方は、運動や食事の内容を変更する前に必ず医師等の専門家にご相談ください。効果には個人差があります。

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