夏になると、ビールが本当に旨い。
仕事終わりの一杯、風呂上がりのキンキンに冷えたやつ、休日の昼下がりにベランダで飲む缶ビール。
40代になっても、いや、40代だからこそ、この一杯は手放しがたい時間ではないでしょうか。
ただ、鏡に映る自分のお腹周りを見ると、正直ちょっと考えてしまう。
若い頃には無かったあの「前にせり出したライン」、いわゆるビール腹。
筆者も48歳を過ぎてから、ベルトの穴が一つ、また一つと外側にずれていく現実と向き合うことになりました。
この記事では、「禁酒」という極端な選択をせずに、40代男性が夏のビール腹を改善していくための実務的な話をします。
我慢でどうにかしようとして失敗した経験のあるあなたに、少しでも参考になれば幸いです。
そもそも「ビール腹」の正体は何なのか
ビール腹という言葉、なんとなく「ビールを飲むと腹が出る」というイメージで使われていますよね。
ただ、実のところ、ビールそのものが直接腹に脂肪をつけているわけではない、というのが最近の見方です。
問題は二つあります。
一つは、ビールに含まれる糖質とアルコールのカロリー。
もう一つは、ビールと一緒に食べるおつまみ、そして40代特有の代謝の変化です。
40代の身体は、20代の頃と同じではない
これは認めたくない事実なのですが、40代に入ると基礎代謝が確実に下がります。
テストステロン値も20代の頃と比べて緩やかに低下していくと言われていて、これが内臓脂肪の蓄積と関係しているという研究もあるそうです。
つまり、若い頃と同じ量・同じ質のビールとおつまみを摂っていれば、確実に腹は出る。
むしろ「20代と同じ飲み方を続けてきた人ほど、40代でビール腹になりやすい」と言ってもいいかもしれません。
内臓脂肪は実は落としやすい
ここで一つ、希望のある話を。
ビール腹の正体である内臓脂肪は、皮下脂肪と比べて「つきやすいけれど、落としやすい」という性質があると言われています。
言い換えれば、適切なアプローチを取れば、半年〜1年で目に見えて変わる可能性が高い、ということです。
筆者の周りでも、50代に入ってから本気で取り組んで、ベルトの穴が3つ内側に戻った人が何人もいます。

禁酒ではなく「選び方」を変えるという発想
ダイエット系の記事を読むと、よく「お酒をやめましょう」と書かれています。
正論ではあります。アルコールが入ると肝臓が脂肪代謝より先にアルコール分解を優先するので、脂肪が燃えにくくなる、という話もよく聞きます。
ただ、現実問題として、夏のビールを完全にやめられる40代男性がどれだけいるでしょうか。
筆者にはちょっと無理でした。
2週間くらい我慢して、ある日反動でドカっと飲んで、結局元の木阿弥。
そこで方針を変えました。
「飲む量を減らす」のではなく、「何を飲むかを選び直す」という発想です。
糖質オフ・糖質ゼロビールという選択肢
ここ数年、各メーカーから糖質オフ・糖質ゼロのビール系飲料が出ていますよね。
正直、最初は「どうせ味が落ちるんでしょ」と斜に構えていました。
でも、ここ2〜3年で品質がかなり上がっていて、ブラインドで飲み比べても通常のビールと区別がつきにくいものも増えてきた印象です。
普通の缶ビール(350ml)が約11g前後の糖質を含むのに対し、糖質ゼロを謳うものは0gか限りなく0gに近い。
仮に毎日2本飲むとすれば、年間で計算すると、それなりの差になります。
蒸留酒(焼酎・ウイスキー)への切り替え
もう一つの選択肢が、蒸留酒です。
焼酎、ウイスキー、ジン、ウォッカなど、いわゆる蒸留して作られるお酒は、基本的に糖質ゼロ。
ハイボール(ウイスキーソーダ割り)や、焼酎の炭酸割りは、夏の暑い時期にビールの代替として案外いける。
レモンを絞ればさっぱり飲めますし、氷を多めに入れればアルコール量も自然と抑えられます。
筆者の場合、最初の1杯は糖質オフビールで「乾杯感」を満たして、2杯目以降はハイボールに切り替えるパターンが定着しました。
これだけで、夏が終わる頃には腹周りに変化が出ます。
運動を組み合わせると、結果は加速する
飲み方を変えるだけでも、確かに効果はあります。
ただ、40代の代謝低下を考えると、やはり運動を組み合わせた方が結果は早い。
これは正直なところです。
自宅でできる内臓脂肪対策
ジムに通う時間が取れない、という40代男性は多いと思います。
仕事、家族、子供の習い事、親の介護。優先順位を考えると、自分の身体は後回しになりがち。
そこで、まずは自宅でできることから始めるのがいい。
スクワット、プランク、腕立て伏せ。
この3種目を毎日10分程度やるだけでも、3ヶ月続ければ身体は確実に変わります。
そして、忘れがちなのがタンパク質の摂取量。
40代以降は意識して摂らないと、筋肉量が減って基礎代謝がさらに下がる悪循環に入ります。
食事だけで体重1kgあたり1.2〜1.6gのタンパク質を確保するのは、正直けっこう大変。
そこで筆者が頼っているのがプロテインです。
朝食代わりに1杯、トレーニング後に1杯、これだけで1日40〜50gのタンパク質を上乗せできる。
コストパフォーマンスを考えると、海外ブランドの大容量タイプが現実的です。

本気でビール腹を解消したい人の選択肢
ここからは、もう少し踏み込んだ話。
「自宅でちまちまやるのは性に合わない」「夏までに、いや夏の間にどうにかしたい」「健康診断でγ-GTPと中性脂肪を指摘された」というあなた向けの話です。
40代でビール腹を本気で解消するなら、専門家に管理してもらうのが結局のところ一番早い。
これは認めざるを得ません。
食事管理とトレーニングを同時に、しかも自分の身体に合わせてやってもらえるパーソナルジムは、費用はかかりますが結果も出やすい。
特に有名どころで、返金保証もついていて、40-50代の利用者が多いところを選ぶと安心感があります。
体験だけでも受けてみると、自分の身体の現状を客観的に知れて、それだけでも価値があると感じました。
とはいえ、店舗型のパーソナルジムは費用面でも時間面でもハードルが高いのも事実。
週2回、決まった時間に通うのは、忙しい40代男性には正直キツい。
そういう場合は、オンラインで完結するパーソナルトレーニングという選択肢もあります。
自宅で、好きな時間に、画面越しにトレーナーから指導を受けられる。
店舗型と比べて費用も抑えられるので、まずはこちらから試してみるのも一つの手です。
夏を楽しみながら、ビール腹と付き合う
ここまで読んでくれたあなたに、最後に伝えたいことがあります。
40代のダイエットで一番大事なのは、続けられる方法を選ぶこと。
極端な禁酒や食事制限は、短期的には効果が出ても、リバウンドのリスクが高い。
それより、糖質オフビールに切り替える、ハイボールを選ぶ、おつまみを枝豆や冷奴中心にする、寝る前の3時間は飲食しない、こういう小さな選択を積み重ねる方が、結果的に長持ちします。
そして、夏の楽しみを完全に封じる必要はないのです。
ビアガーデンに行く日、バーベキューの日、お盆の家族との食事。
そういう特別な日は普通のビールを楽しんで、平日は糖質オフやハイボールでコントロールする。
このメリハリが、40代以降の身体との付き合い方として、ちょうどいい塩梅なのかもしれません。
あなたの今年の夏が、ビールも楽しめて、お腹周りも気にならない、そんな夏になることを願っています。


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